旅行計画
フライト
12月21日 コロンボ発(午前2:00) ===⇒ チェンナイ着 (午前2:40) UL125
12月24日 チェンナイ発(午後13:30) ===⇒ ティルチラパッリ着(午後14:20) IC993
12月28日 ティルチラパッリ発(午前8:50) ===⇒ コロンボ着(午前10:20) UL132
このフライト計画に基づいて「地球の歩き方インド編」を参考に、私の行って見たいところを
ピックアップし、インド・チェンナイの旅行会社の方に下記の旅行計画を作ってもらいました。二つの世界遺産が入っているし、有名なマドライのミナクシ寺院も入っていて計画としては上出来かなと思
いました。
主な旅行地
12月21日
早朝チェンナイ到着後「セヴィーラホテル」で睡眠・着替え。朝8:30分にカンチープランに出発、午前中に寺院見学。昼からマハバリプランに移動して海岸寺院見学。その後チェンナイに戻ってホテルで夕食。(総行程240Km。英語のガイドつき)
12月22日
早朝6時30分車で「ティルパッティ」に移動。ティルパッティの寺院を見学。その後チェンナイに戻る。(片道170Km・4時間、英語ガイドつき)ただし、ここだけは入場料は「時価」。旅行代には含まれていません。
12月23日
朝チェンナイ市内観光。チェンナイ空港に移動。ティルチラパッリに移動。(2時間前にチェックイン)13:30分出発。ティルチラパッリ到着後少し休憩して、午後
「スリランガム寺院」見学。(英語ガイドつき)
ホテルロイヤルサザン宿泊。
12月24日
朝食後車でタンジュヴァールに車で移動。ブリハデシュワラ寺院見学(観光英語ガイド付き)。 タンジュヴァールのホテルオリエンタルタワー宿泊。時間があったら周辺の都市も見学。
12月25日
朝食後タンジュヴァール市内(王宮・美術館)見学。その後車でマドライに移動。夜はミナクシ寺院の見学。ガイドなし。マドライのガーマナスホテルの宿泊。
12月26日
朝食後、マドライ市内にミナクシ寺院見学。英語のガイド付き。午後はフリー。マドライ泊
12月27日
朝食後、午前中にティルチに移動(150Km)。途中に見落とした寺院見学。ティルチラパッリのホテルロイヤルサザンに宿泊。
12月28日
朝8時50分の飛行機でスリランカに帰国
インドの基本情報
インドは東西・南北3000Kmの菱形をしています。人口は10億人(2001年)です。その国土は28の州と7つの直轄地から成っています。そして、それらの州は大きく4つの地域に分類されています。この
4ブロックは面積でいっても、文化的にも、民族的にも、一つの独立国といってもいいくらいです。この4ブロックにインドの4大都市があり、あたかも首都のごとき役割を担っているのです。それを大きくまとめているのが連邦首都というべきニューデリー
なのです。
「北部」はヒマラヤの麓からインダス川・ガンジス川上流の地域です。Haryana、Himachal Pradesh、Jammu and Kashimir、Pumjab、Rajasthan、Uttaranchal、Uttar Pradesh の7つの州と、Chandigarh、Delhiの2つの政府直轄地から成っています。じつは北側のインドも実に広大なのです。ガンジス川流域の平地のUttar Pradesh州は人口1億7千万人の巨大な州です。ここの中心都市はデリーです。
「東部」はガンジス流域の広大な平野の4州、Bihar、Jharkhand、Westbengal、Orissa と、バングラディシュを挟んでビルマ・中国と国境を接する、Sikkim、Meghalaya、Tripura、Mizoram、Manipur、Assam、Nagaland、Arunachal Pradesh の東部の山岳地帯8州から成っています。ここの中心都市はカルカッタ市(コルカタ)です。
コルカタの人口も1000万人を超えます。
「西部」はインダス川流域の広大な平野部とインド中央部内陸4州と政府直轄地からなっています。州は、Gujarat、Madhya Pradesh、Chhattisgarh、Maharashtra、Goaの5州と、Daman&Diu、Dadra&NagarHaveli の2つ政府直轄地です。ここの中心都市はムンバイ(ボンベイ)。ムンバイはインド最大の都市で、インドの経済・産業の中心です。
「南部」。南部は4つの州 Andhra Pradesh、Karnataka、Kerala、Tamil Naduと政府直轄のPondicherryと、インド洋のLakshadweep、ベンガル湾のAndaman&Nicobar Islandsから構成されています。ここの中心都市はタミール
・ナド州の州都チェンナイ(昔はマドラスと呼ばれていた)です。
北部、東部、西部、南部の4つの地域はそれぞれ民族的にも宗教的にも多様なのです。北部はアーリア人、南部はドラビダ人の国と言っていいでしょう。ヒンズー教は元々アーリア人の宗教でした。そのヒンズー教が土着の宗教を混じりながら、次第に全インドに広まっていったのです。さらに一時期、殆どインド全土を支配したイスラム教の影響は見落とせません。インド北部、中部はたびたびイスラムに支配されたためイスラム教の影響が強いのです。タミール・ナド州は地理的な関係で、イスラム教の影響がもっとも少なく、ドラビダ人のヒンズー文化がそのまま残っている地域と言えるのです。
出発の0日目
12月20日(土曜日)夜11時30分、コロンボのバンダラナイケ国際空港に向けて宿舎を出発。旅行日程
は当日午後に最終決定したので、小切手で費用支払い完了したところです。なおインドに送金する時間もないので差し当たり「US500ドル」は現地払いとなりました。夜中の12時30分頃に空港に到着してチェックイン。いつものことですけどコロンボの空港は夜中だけ結構混雑しているのです。今日は手荷物の中を少し細かくチェックされました。
2003年11月の大統領造反事件以降、空港の警備は少し厳しくなっているのかなとも思いました。出発時間20分くらい前に出発ロビーに行ったのですが、飛行機は一向に出発する気配なし。午前2時に近づく頃には「2時45分」に延期とのこと。そして、ようやく搭乗しても飛行機は連絡便を待つとのことで
動かずに待機。
搭乗待ちの待合室の写真です。搭乗時刻になっても一向に動きがありません。結局、午前3時30分頃飛行機は飛び立ちました。ビジネス席は半分位埋まっていました。乗り継ぎ便に乗ってきて遅れてやってきた乗客が空いているビジネス席に座ろうと
して、なんだかんだとアテンダントと遣り合っている。しかし最終的には後部のエコノミーの席に誘導されていきました。50分間のフライトなのに軽食がサービスされます。アテンダントの数が少ないので忙しそう。眠るのも中途半端なので、夜中なのに出された機内食を食べてしまいました。
チェンナイ空港に到着すると飛行機が止まらないうちに、後ろのエコノミーの乗客は荷物を降ろしだす始末。飛行機が止まって到着デッキが近づいてくる頃には、出口付近の通路は人で一杯。
皆故郷に帰ってきて一刻も早く会いたい人がいるのでしょう。チャンナイ空港はデッキで飛行機から直接空港ビルに入れることができる設備があるのです。感動。入国審査を済ませて税関をクリアしてインドの
旅行エイジェントが待つ到着ロビーへ。直ぐにエイジェントが声を掛けてきてくれて一応安心。コロンボからチェンナイにやってくる日本人なんて滅多にいないので見つけることは簡単なのでしょう。
もう一度ロビーに戻ってドルからインドルピーに両替(100ドル=Rs4480)。エイジェントの人は「ハリハラン氏」といって基本的には親切そうな人でした。明日からお付き合いしてもらう車で空港からホテルに移動です。
道路が空いていたので20分くらいでした。
車はインドのTATA製の小さい車。空港には古いインド製「アンバサダー」のタクシーが沢山止まっていました。空港からホテルまでの道は一応、高速道路で二車線の立派な道でした。スピードは結構出ている感じでした。夜中ですから当たり前ですが。なお、インドとスリランカの時差は30分。従って日本との時差は3時間30分。東西3000Km以上あるインド全土で同じ時間帯を使っているそうです。
(注:その後スリランカは標準時間を30分繰り上げたので、今ではインドとの時差はありません。)
チェンナイでのホテルは「ホテルセヴェーラ」。「歩き方」には乗っていないので少し心配でした。すこし古い中級ホテルですがまあまあでしょうか。造りは古いけどバスタブが付いているし。でも私の部屋の窓の直ぐ外に給水槽があってものすごい騒音がするのです。明日部屋を変えてもらおうと思いました。すでに時間は朝5時近く。とにかくシャワーを浴びて、少し眠る事にしました。ちなみに電気蚊取り器が働いていて蚊に悩む事はありませんでした。
チェンナイ空港内の両替所
100ドル=Rs4480 |
セヴィーラホテルの部屋。少し古いです。 |
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