「Kilali Crossing」日本語訳

スリランカの民族対立に翻弄される若者を主人公にした小説「Kilali Crossing」を、作者「C.Sriyakumaran教授」から日本語翻訳許可を得て翻訳を進めてき ました。素人の翻訳なので読み返す度に表現を変えたくなってしまうのですが、ドウドウ巡りしてしまう状態なので自分の力ではこれ以上の前進は望めないと諦め一段落付けました。

最初の頃は何の為にこの翻訳作業をするのかしっかり考えずに翻訳作業を進めていましたが、次第に自分の気持ちが分かってきました。それはスリランカに住むチャンスを得てスリランカの人々に大変お世話になったことに対する「個人的なお礼」とい うことができます。私が翻訳を通じてスリランカ民族対立を理解したところでスリランカの人々の助けには全くならなくて自己満足の域を出ませんが。スリランカの民族対立を心を痛めていらっしゃる方で、英語の小説を読むのが面倒だという方への手助け 位にはなるだろうという感じはあります。

残念なことは作者の「C.Sriyakumaran教授」が既に亡くなってしまったことに加え、スリランカの民族紛争が武力による制圧という 最悪の形で終結を向かえたことです。これからはスリランカの人々が過去の民族対立を乗り越えて平和に発展していって欲しいと思っています。

なお、少しの部数を作りましたが興味のある方には実費でお分けしますのでメールでお知らせください。

Kilali Crossing 原本
2002年12月に初版が出版され、2005年8月に第二版が発行されました。

Kilali Crossing 日本語訳

表紙の図柄は本書の随所でで登場するジャフナの「Palmyrah」の木を使ってみました。

これはこの本を紹介してくださったスリランカの「シーヴァラトナム博士」のアイデアです。

参考図書1
「Anguish III」

C.Sriyakumaran教授の著作集第3巻です。

The Anguish : 1983−1989

Angusih II : 1990−1995

Anguish III : 1995−2002

「Kilali Crossing」に引用されている政治な出来事を検証できました。

 

参考図書2

the Essential guide for Jaffna and its region

ジャフナ半島の有名な観光名所を紹介しています。

「地球の歩き方」に「ジャフナ地方」の情報はありませんので、

ジャフナ観光には必携です。
 

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